紅茶というのは、いい香りを楽しむものです。
その香りは、時として思い出を甦らせ、
体を健康に導いてくれる必須アイテムでもあります。
その事に気がついた時は、こんな事がキッカケです。
夏の事件と紅茶セット
それは去年の夏のことです。
仕事中に実家から電話がありでてみると母親からの連絡でした。
それは父親が入院との一報です。
内容を聴くと、実家で農作業中に突然父親が、
フラフラッとなり倒れたと母親から聞きました。
母親はその時に、急いで駆け付け救急車を近所の人に呼んでいただいたそうです。
そうして、病院へ搬送されたと言います。
病院での緊急な診断結果は、小脳梗塞だと出たと言います。
母親は、その事を涙ながらに父親が搬送された病院の電話で連絡してくれたのです。
私は、その時まだ東京で仕事をしていましたが、実家に帰郷することにしたのです。
それは、何回も起こしている脳の病だからでした。
また、この時に搬送先の病院に持って行ったものが一つだけあります。
それは、紅茶と緑茶です。
このセットは父親と母親である5月ならではのプレゼントでした。
紅茶の好きな母には、定番の「リプトンの紅茶」そうして父には緑茶好きなので「宇治抹茶」です。
私が「紅茶と緑茶セット」を贈ろうとしたのは、こんな事が理由です。
今まで成人してから父の日や母の日のプレゼントというものを、渡したことが無かったことです。
そこで、セットで売っていた「リプトンの紅茶」と緑茶を買ったのです。
気に入ってくれた5月の思い出の行事
ですが、このセットが思わぬ展開を生みました。
それは、セットを買う時に焦りすぎて買った為に起きた事です。
また、その事で私は、一つ勉強にもなりました。
それは、紅茶は広く使われている茶葉だと、改めて実感させられたからです。
実家で、農作業中に突然父親が倒れ、
入院と言うことになり意識も戻らない結果になりました。
親父の友達たちも病院へ顔を見せてくれました。そのことで親父の心の深さが感じました。
また、大きな背中そうして広さもです。
そんな時ではありましたが、私は、万が一の事を考えてしまい、
会社には数日休みを頂き母親と交代で病院に通っていました。
その時、私も余りに気持ちが動転していたのか、香典返しの品物を買っていたのです。
しかし、この品物が後に親父にとっていい趣味として、役に立ちました。
それは、入院して半年した寒い季節です。意識が戻ったのです。
意識が戻った当時の心境は嬉しいと「ありがとう」です。
それからは「時間を取り戻す作業がある!」と言い親父はずっとリハビリをしています。
その後に飲むのがあの飲み物なのです。
私が父の日・母の日の為に買った紅茶セット。
今では、二人で仲良く「リプトンの紅茶」を飲んで明日の励みになり、
そうして母親、親父の趣味になっています。
私は両親が趣味になった紅茶ですから、
今度は違う紅茶をプレゼントしようと考えています。
今度は、カップ付きで考えている所です。