美味しくて、健康によいと言われている紅茶。でも、じつは体調や体質によっては好ましくない成分が含まれていることを、ご存知ですか?私は空きっ腹にストレートティーを数杯飲み、頭痛と貧血、吐き気をもよおしてしまったことがあります。
原因は、紅茶の2大成分とされるカフェインとタンニンでした。そこで、この2つの成分が、どんな作用をカラダに及ぼすことがあるのかを、じっくりみていきたいと思います。
目次
紅茶の2大成分、カフェインとタンニン
眠気を吹き飛ばして集中力をアップさせてくれるカフェイン。解熱鎮痛効果もあるのでカラダに元気をもたらしてくれるというイメージがありますよね。
加えて、なんと美容にも嬉しい効果も期待できるのです。肌につけると、抗酸化作用でメラニンを抑えて日焼けによるシミ・そばかすを防いだり、まぶたなどのむくみをスッキリさせてくれたり。また、脂肪の代謝をうながすので、スリミングにもいいと言われています。タンニンは、紅茶に豊富なポリフェノールのカテキンが酸化してできるもの。紅茶独特のほんのりした渋味を生み出す、風味に欠かせない成分です。老化を抑えてくれる抗酸化作用がバッチリ備わっているのはもちろん、抗菌作用やデオドラント効果まで望めるというスグレモノ。肌につければ、収れん作用で毛穴をキュッと引きしめて、メラニンの生成を抑えてシミやくすみを防止。さらには下痢を緩和してくれたり、二日酔いに効果的、という働きまであるとされています。
カフェイン・タンニンの多様な副作用と、ラクラク解決策。
いいことづくめに思えるようなこの2つの成分。でも、摂り過ぎたり体調や体質に合わなかったりすると、時にやっかいな副作用をカラダにもたらしてしまうことがあるのです。カフェインには、摂取すぎると不整脈が起こったり、イライラの原因や軽いうつ状態を引き起こしてしまう、という副作用があります。胃酸の分泌を促すので、飲むタイミングによっては胃の内壁を傷つけてしまう、といった副作用も。紅茶を飲んだあとに頻繁にトイレに行きたくなるのも、たんに水分の摂り過ぎというわけではなくカフェインの仕業の場合があるんだとか。偏頭痛持ちの人は、カフェインが頭痛発作のトリガーになってしまう場合が多く、また妊娠中の女性の摂取には、とくに注意が必要です。
タンニンにも、要注意なポイントが隠れています。ひとつは、鉄分の吸収を阻害してしまうこと。鉄分と結合して変質し、体に吸収されにくいカタチになってしまうのです。ハチミツを紅茶に入れると色が黒っぽくなってしまうのも、ハチミツに含まれる鉄分とタンニンが結びついてしまうせいなんですね。
もうひとつの注意ポイントは、過剰摂取をしてしまうと便秘を引き起こす原因になる、ということです。鉄分不足による貧血気味の人、お通じの具合が気になる人は、この成分を気にしておく必要があるかも知れません。
カフェインやタンニンのせいで、美味しい紅茶を飲めないなんて…と思ってしまったあなた、ちょっと待って。カフェインの摂取を控えるためには、ノンカフェインの紅茶を。タンニンの副作用が気になるあなたは、食事中~食後30分に紅茶を飲まないように工夫するだけで、かなりの副作用が軽減されると言われています。
貧血気味の人は、タンニンの影響を受けにくい、動物性由来の鉄分『ヘム鉄』(植物性由来は「非ヘム鉄」)が、強い味方になってくれることも覚えておくといいでしょう。
副作用?紅茶の飲み過ぎで胃が不調に…
昔から紅茶が好きで、1日に4杯から5杯ほど飲んでいました。リーフティーに凝った時もありましたが、多くの場合有名メーカーのティーバッグでした。あまりカフェインを摂り過ぎるとよくないと思い、ハーブティーと交互に飲んだこともありますが、ある時期から紅茶だけを飲む様になっていました。ちょうどその頃頭痛が頻繁に起きたこともあり、カフェインを適度に摂るといいといわれていたからです。
また、元々はミルクを入れて飲んでいたのですが、その後ミルクも入れず、もちろん砂糖も入れずに飲む様になっていました。そんなある日、胃の具合がおかしいことに気づき、市販薬を服用してみました。しかし薬を飲んでもなかなか治らず、結局近くの内科医院を受診することになりました。その時食生活について訊かれたので、紅茶を多めに飲んでいると答えたところ、恐らくそれが原因と考えられるので、量を減らした方がいいですよといわれました。
何でも、紅茶のカフェインには胃酸の働きが活発になる働きがあり、そのままにしておくと、胃潰瘍になることもあるらしいのです。もちろんコーヒーにもカフェインが含まれていますが、紅茶の方がカフェインが多く、従って胃が荒れやすくなるということでした。
紅茶の副作用克服のためにまずやってみたこと
当時は1日7杯位飲んでいたので、それをまず5杯までに減らすことにしました。最初は物足りない感じがしましたが、1週間ほどで慣れ、また病院で処方してもらった薬のせいもあるのでしょうが、胃の具合もすっきりしたように感じられました。その後さらに、朝食に飲む分を含めて1日3杯から4杯に抑えたところ、胃にも問題がなくなり、元通りの生活ができるようになりました。
またしばらくやめていたハーブティーも飲む様になりました。この際だからと、紅茶でどのような副作用があるのか調べたところ、貧血や尿路結石になることもあるらしいのです。貧血の場合は、紅茶に含まれるタンニンが、鉄分を吸収する妨げになること、そして尿路結石の場合は、やはり紅茶に含まれるシュウ酸が原因ということらしいのです。紅茶にもカフェイン以外の成分が含まれていて、それを過剰摂取することはよくないのだと、改めて思いました。今は1日3杯程度にとどめていて、ミルクも入れるようにしています。またこれを機会に、大手メーカーのティーバッグだけでなく、再びリーフティーを見直すようになりました。その後はネットの紅茶関連のコミュニティにも入って、オフ会で様々な紅茶の情報交換をしています。
ダージリンを飲みすぎた場合の副作用とは?
私は、一時的にダージリンにはまったんです。それまではアッサムをミルクティーにして飲んでいたんですけど、ダージリンの方が健康に良いと聞いたので、ダージリンに変えてみたんです。ちょうど便秘で悩んでいる時期だったので、便秘が治れば良いと思ったんです。 それで、早く解消しようと思って毎日何度も飲んでいたんですね。
その内、すっかり夢中になってしまって、朝から晩までほぼ飲み物はダージリンにしていたんです。そうして、大体3ヶ月ぐらいたった頃から便秘が解消されたんですっ。やっぱり聞いた通りだったと喜んだのですが、それから少ししてから気が付いたんですが、なんだか普段よりも軟便になってしまったんです。かなり慌てました。でも、ダージリンは美味しいし、なかなかやめられませんでした。 ですが、便意がある度に軟便では生活にだんだん支障が出るようになってしまいました。 それに、不眠にもなってきたんです。
ダージリンの副作用の対策
解決方法としては、ダージリンをやめるしかないと思ったんです。 飲む回数を減らしてみても、お湯で薄めてみても、ほとんど改善らしい改善とはいかなかったんですよね。 ダージリンは好きですけど、不眠はかなり辛かったんです。 私は泣く泣くダージリンをやめる事にしました。そして、ダージリンをやめたら体調はすっかり改善しました。 軟便も改善しましたし、夜も眠れるようになりました。
私はまたアッサムを飲むようになりました。 不思議ですが、アッサムでは何も変化はないんですよね。 1年近くたった時に、もう大丈夫だよね。と、思いながら再びダージリンを飲むと、やっぱり駄目みたいなんです。精神的な思い込みなのか、それともあまりにも飲みすぎてしまったからなのかは分かりませんが、どちらにしてもダージリンが体に合わないという事だけは分かりました。
でも、不思議なのですがダージリン味のアイスとかキャンディとかは平気なんですよね。加工されていればダージリンでも平気みたいなので、どうしてもダージリンが飲みたい時には、ダージリン味のアイスで我慢しています。 今回の事での教訓としては、いくら体に良いからといっても、飲みすぎはいけないという事ですよね。