紅茶には様々な効果があるのです。その中の一つに便秘を解消させるというものがあります。私は今まで、コーヒー派ではなく紅茶派でした。大人になってからもコーヒーが美味しいとは思えなくて、ずっとストレートティーを飲んでいました。ある時、紅茶は便秘解消にもつながると聞いて驚きました。私は今まで一度も便秘になったことがありません。これはもしかしたら、紅茶のおかげだったのかもしれません。なぜ紅茶が便秘解消にもなるのか?不思議で仕方なかったので調べてみました。もし便秘でお悩みの方、少しでも解消して楽になりたい…そんな皆さんのためにご紹介したいと思います。
目次
紅茶で便秘解消!?そのワケは?
まず紅茶には、カテキンやチアニンという便秘を解消する成分が豊富に含まれているのです。カテキンは、ポリフェノールの一種で善玉菌のエサになるので体に入ると善玉菌を増やす働きがあります。また善玉菌を増やす働きだけでなく、殺菌作用にも優れているので悪玉菌を減らし、腸内環境を整えることで便秘解消につながるのです。
便秘というのは精神的なことから起こる現象でもあるのです。自律神経の乱れによって体調に変化が現れることもありますが、紅茶に含まれているテアニンにはそれらを解消させる効果があるのです。テアニンによって自律神経を正常に戻すことができて、自然と便秘解消へとつなげる事ができるでしょう。紅茶にはカテキンも含まれています。カテキンは腸の中の善玉菌を増やす効果をもっているのです。更に抗菌作用もあるので、悪玉菌を減らして腸の中を整えて便秘解消へとつなげる効果があるのです。
便秘解消目的でカテキンを上手に利用する方法には、オリゴ糖を摂取する必要があるでしょう。オリゴ糖は大腸の中の水分を保つ効果があるので、便を出す為に必要な水分を残してくれるため上手に便の排出を促すことができます。
また、紅茶の中に含まれているカフェインには、胃や腸の働きを活発にさせる効果をもっているのです。腸を刺激して大腸を収縮させることで、便の排出を促すことができるのです。紅茶に含まれているカフェインは少量になるので、便の刺激も少量になり緩やかに便を排出させることができます。
お茶を飲むだけでこんなに様々な作用があるなんて驚きでした。もしも今までコーヒー派だった方や、便秘でお悩みの方は是非こうした善玉菌作用や殺菌作用のある紅茶に変えてみてはいかがでしょうか。腸内環境を整えることは、身体を常に健康に保つ事にもつながるので健康を考えた飲み物をお探しの方にはおすすめです。
便秘対策に紅茶を飲んでみたら…
ダージリンやアールグレイなど沢山の種類がある紅茶は、それぞれに特有の香りや味わいを楽しめることで人気ですが、便秘解消にも良い効果を発揮するということに注目が集まっています。紅茶による便秘改善効果は、腸の運動が低下することによって生じる「弛緩性便秘」に特に大きく期待できるようです。 紅茶と緑茶では茶葉を製造する工程に違いがあります。緑茶は茶葉を発酵させることなく乾燥させるだけで作りますが、紅茶は酸化酵素作用を利用して茶葉を完全に発酵させて作ります。このように緑茶と製造工程が異なる紅茶には、代表的な成分としてカフェイン、カテキン、テアニンが含まれています。
前述の通り、カフェインはコーヒーにも含まれていることで有名ですが、腸のぜん動運動を刺激して、滞った便の排出を手伝ってくれます。コーヒーのカフェイン含有量はコーヒー100ml中に40ml程度ですが、紅茶のカフェイン含有量は紅茶100ml中に20mg程度と比較的少量ですので、紅茶の方が腸を緩やかに刺激してくれます。ポリフェノールの一種であるカテキンは、緑茶に含まれることでも有名です。カテキンは腸内に住む善玉菌のエサになるので、紅茶を飲むことで摂取されるカテキンが腸内の善玉菌を増やしてくれ、悪玉菌を減らして腸内環境を改善してくれます。またテアニンは、自律神経を安定させることで、腸ぜん動運動を整え、便秘を改善するように働きます。
どうして便秘対策に紅茶が効果的なのか?
紅茶に含まれるカフェインは即効性が高く、飲んでから2時間以内に便意がくることもあり、毎日飲んでいることで腸が刺激され、比較的短期間で腸内環境が整えられます。これにより、排便運動が活発になって1週間以内に便秘解消を実感する方も多くいらっしゃるようです。
また、カテキンによって善玉菌が増えることによる整腸作用で、バナナのように柔らかな便が作られ、排便がよりスムーズになります。カテキンには、カフェインのような即効性はありませんが、カテキンを継続的に取り入れることで、一定の便秘解消効果を得ることができます。またカテキンは、コレステロールを排出させ、脂肪を燃焼させ、血糖値の上昇を抑制するように働くため、健康増進に効果を発揮します。
紅茶を美味しく淹れて便秘解消!?コツは淹れ方にありました
紅茶は美味しいお茶だけでなく、便秘解消にも繋がることが分かりました。それでは、普段から紅茶を楽しむために自宅で出来る美味しい淹れ方をマスターしておきましょう。今までの私は、紅茶をよく家で飲んでいたにも関わらず正しい淹れ方が分かりませんでした。ある時、友人からもらったピッコロという紅茶に載っていた美味しい淹れ方を実践してから私の紅茶のある生活が始まりました。
美味しい紅茶を飲むためには、まずポットとカップを温めておく必要があります。温めずに湯を入れると、湯温が急激に低下してしまい、紅茶の成分が充分に抽出されなくなります。茶葉の量は1人ティースプーン1杯と言われているので、正確な量をはかることが大切です。沸騰したお湯をポットに入れたらすぐに蓋をして茶葉を蒸らすのです。この時に茶葉をジャンピングさせることが美味しい紅茶にするポイントとなっています。
大事なのは、75度以上の熱湯で3分から5分程度ティーバッグを入れて色を出すことです。これ以下の温度で入れてしまうと、思ったように味がでなかったりせっかく美味しい紅茶でも香りがたたなかったり…残念な結果に終わってしまいます。実際に今までの私がそうでした。でも、この正しい淹れ方をマスターしてからは味はもちろん香りまで楽しめるようになり紅茶を飲む時間がとても好きになりました。
このように便秘改善効果を発揮する紅茶は、可能な限り美味しく淹れることで、本来の香りや味わいをより際立たせ、楽しみながら日々飲むことができます。もしも紅茶があまり好きでない…という方や飲んだ事がない、という方はこのポイントを抑えて是非試してみてください。初心者に特におすすめしたいのが、ルピシアのピッコロという紅茶です。ハニーやベリー、アプリコットが入っているので香りも楽しめておすすめです。
オススメの紅茶と美味しく飲むための方法
紅茶は様々なブランドから出ていますが、マリアージュフレールもおすすめブランドの一つです。フランスの紅茶ブランドになり、17世紀から存在していました。種類も多く35ヵ国500種類もあるので、自分の好みの味に出会えることでしょう。マリアージュフレールの中で特に有名なのが、マルコポーロという種類になります。茶葉はバニラの甘さと南国フルーツの香りがミックスされたとても上品なものとなっています。茶葉以外にも手軽に使用できるティーバッグも販売されているのでおすすめです。実際に飲んでみると、香りの印象とは違ってまろやかで癖がなく、とても飲みやすい紅茶という印象をうけました。紅茶初心者にもオススメの種類と言われていた意味がわかったような気がしました。