疲れたときなど紅茶を飲むとホッとしますが、
美味しい紅茶の味と香りには色々とこだわりたいもの。
紅茶のブランドには種類が沢山ありとても迷ってしまいます。
とっておき、おすすめな紅茶とは?
とっておきの美味しい紅茶を紹介致します。
例えばダージリンは、インド北東部の西ベンガル州北部に位置する
ダージリン地方で生産される紅茶です。
「紅茶のシャンパン」と言われる世界の三大紅茶の1つで、
世界で最も有名で最も飲まれている紅茶です。
ダージリンは、特に香りが重視され、
その香りを楽しむためにストレートティーとして飲む人が多く、
マスカットのような香り(マスカテルフレーバー)の強いものが良いダージリンとされています。
3~4月に収穫されるダージリンは、
収穫量が少なく最高価で取引され、ファーストフラッシュと呼ばれます。
これは、浅い緑色の外観をしていて、注いだとき淡く澄んだ美しいオレンジ色になります。
5~6月に収穫されるダージリンは、独特のマスカテルフレーバーを充分に感じることができ、
最も美味しくなる時期のものでセカンドフラッシュと呼ばれます。
10~11月に収穫されるダージリンは、
手頃な価格で手に入れることができるオータムナルと呼ばれます。
キーマン(祁門)は、世界三大紅茶の1つに数えられ、
中国で作られている高価で甘い香り(キームン香)のする発酵度が高い紅茶で、
世界中で高い人気を誇り、特にイギリスにはキーマン紅茶のファンが多いと言われます。
1940年代には北米でとても高価格で取引されていて、
一般市民には手の届かない上流階級の嗜好品として知られ、
ルーズベルト大統領やビクトリア女王にも愛されていたようです。
ダージリン、キーマンなど、紅茶のおススメの味わい方
ダージリンが早摘みのファーストフラッシュである場合は、
ストレートティーとすることで、清涼感のある香りと
ダージリン本来の味を楽しみながら美味しく戴くことができます。
また、セカンドフラッシュである場合は、
マスカットフレーバーが強く濃厚な味わいになるため、
ストレートは勿論ですが、ミルクティーにしても充分に楽しむことができます。
秋摘みのオータムナルの場合は、
渋みが強いためチャイ等の飲み方も良く、美味しく戴くことができます。
蘭のような甘い香りのする高級紅茶キーマンは、
紅茶本来の味と香りを楽しむことができるストレートティーで戴くことがおススメですが、
ミルクティーにしてもコクが増すことで、美味しく戴くことができます。
紅茶を美味しく淹れるための黄金ルールがあり、
このルールに従って淹れれば、必ずや素晴らしい味わいを手に入れることができます。
まず、フタ付きのティーポットをよく温めておき、
注いだときの湯温が下がることを防ぎます。
これにより、成分抽出が損なわれることを避けることができます。
次いで、「Full Leaf」の場合にはティースプーン小盛り1杯でカップ1杯分とし、
「Broken Leaf」の場合にはやや少なめにしてカップ1杯分とし、
ティーポットに茶葉を入れます。
そして、沸騰した湯をティーポットに注いだ後、
蓋をして充分に蒸らし、紅茶の成分がしっかりと抽出されるのを待ちます。
このようにして美味しく淹れた紅茶を飲むことで、
リラックス効果、ダイエット効果、病気の予防・抑制効果、
健康促進、美容効果、疲労回復、ストレス緩和などの効能がもたらされます。