アイスティー向きの紅茶といえば、かなりの高確率で出てくるのがアールグレイです。
もっともアールグレイというのは、ベルガモットで香りをつけた紅茶の総称のことで、
産地名をさすわけではありません。
ディンブラでアイスティーを美味しく作る方法
アイスティー向けとしては、もう一つディンブラという紅茶もあります。
こちらはスリランカ産で、ほどよく渋みがあり、しかもクリームダウンしにくい紅茶です。
このクリームダウンというのは、冷めた紅茶が白っぽく見える現象で、
あまりおいしくなさそうに見えるので、そうなりにくい紅茶の方がお勧めです。
銘柄としては、どこでも手に入る物であればやはりトワイニング、
あるいはリプトンなどが一般的です。
ただし通販などでは、専門店の物や輸入品などが揃っていますので、
その中から自分のお気に入りのアールグレイ、あるいはディンブラを探すという手もあります。
淹れ方としては、熱い紅茶を氷の上から注ぐ方法がまずあります。
しかしそれ以外にも、常温程度に温度を下げ、それから氷入りのグラスに移すという方法もあります。
また特にディンブラなどは、ロイヤルミルクティーのようにお湯と牛乳とで煮出し、
それを冷やしてから頂くのもいいでしょう。
コクがあるのにすっきりした味わいのアイスティーを楽しむことができます。
特徴をよく知ったうえでアイスティーを楽しみましょう
紅茶には様々な効能がありますが、アールグレイにはベルガモットの香りがついているため、
リラックス効果が大きいといわれています。
またこのベルガモットには、悪玉コレステロールを少なくする作用もあります。
一方でディンブラの方は抗酸化作用が高く、そのためアンチエイジング作用に優れています。
動脈硬化の予防、あるいは循環器系疾患の予防にもなります。
その他肌のトラブルの改善、新陳代謝を高めるといった点でも、この茶葉は評価が高いです。
ただしアールグレイのベルガモット風味は、時間が経つと消えてしまいますので、
アイスティーを作った時は、早めに飲むようにしましょう。
また、たまにベルガモットの香りが合わない人もいますので、
そのような場合は避けるようにしてください。
またディンブラも、非常に美味しい紅茶ではあるのですが、
カフェインが多い茶葉でもあります。
ですから、美味しいからといって飲みすぎると、かえって体によくありません。
1日に3杯程度を目標とするといいでしょう。
アールグレイとディンブラ、それぞれ異なったタイプではありますが、
どちらもアイスティーには向いていますので、
暑い季節のティータイムには一度飲んでみたいものです。
あまり時間をおかず、また飲み過ぎないようにして、その紅茶の特徴を味わってみるようにしましょう。