紅茶はとても香りが良く人気のある飲み物です。
インド・中国地域を原産とし、大航海時代以降イギリスをはじめとした
ヨーロッパ地域に広く輸出がされ普及したことで、
世界的に喫茶文化が広がりました。
当の私も紅茶が大好きでして、家にはルピシアの
アールグレイのティーバッグが常備されていたりします。
実はコーヒーより多い?紅茶のカフェイン
紅茶はコーヒーに比べ刺激的な風味が弱いため
カフェインが少ないと思われがちですが、実はコーヒーと比べ、
そのカフェイン含有量の差は1.5倍程度(カップ1杯180ミリグラムあたり)もあるのです!
原料であるコーヒー豆と茶葉を比べると、
コーヒーの7割を占める「アラビカ種」は0.9~1.4パーセント、
紅茶の茶葉は平均3パーセント程度であり、
原材料に限って言えば実は紅茶のほうがカフェインは多いのですね。
眠気覚まし、刺激を取るための飲料、
といえば一般的にはコーヒーが思い浮かべられますが、
紅茶もかなりカフェインが強いほうの飲料になるので、
注意が必要です。
特に注意のいる方は精神系の薬を飲んでいる方で、
うっかり紅茶と抗精神系の薬剤を併用すると
非常に大変なケースになることもあります。
次の段落では、「躁状態」に陥ってしまった
私の実体験について話していきたいと思います。
紅茶と精神薬の併用は危険!躁状態で半月眠れなくなってしまった
一時期うつ病を患っていた時期があり、
薬もたくさんの種類を飲んでいました。
今では、1種類で済んでいますが、
多い時には一日7種類も飲んでいるときがありました。
そして、寒いので昼間にルピシアのティーバッグの紅茶を飲んで
「一人お茶会」をしていたある日、
夜になっても寝付けない状態が半月も続いたことがありました。
とにかく気分が高揚して収まらず、
思考が次から次へと湧いてきます。
また、涙も自然に出てきて止まらなくなっていました。
友達にLINEをしているときも、様子が普段と違う、
と言われました。
結局、紅茶を飲むのをやめ、
その次の心療内科で強めの睡眠薬を出してもらったことで事態は収まりました。
その当時飲んでいた薬は3種類ほどあったので、
どれが紅茶のカフェインと結びついて
不眠の原因となったのかは今ではわかりません。
このように、カフェインはそれ自体でも刺激的な効果がありますが、
他の薬品・物質と結びつくことで強い副作用を発揮することがあります。
常用薬を飲まれていて紅茶を飲む際は、
医師や薬剤師に相談するなどして、
確認をされたほうがよいかと思います。
うまく注意して、ティータイムを楽しみましょう!