「サクッ」とした軽い食感のバター風味のクッキーに
ミルク味のホワイトクリームがコーティングされた
ブルボンの「ホワイトロリータ」という駄菓子をご存知でしょうか?
ブルボン「ホワイトロリータ」
スティック状でスクリューのようなひねりが入った形が特徴で、
昭和40年に発売されて以来、新潟に本社のあるブルボン社の
ロングセラーになっている商品です。
安いし余り目立たないシンプルな外観なので
最初はちょっと侮ってしまいがちですが、
一度食べ出すとミルクチョコレート味ではないクリーム味が意外で、
ついつい後を引いてしまいます。
雪国を連想させるビスケットのクリーム色と緩やかにねじったフォルム、
黒と透明色に金色の細線が所々に入った慎ましい包み紙がシックな雰囲気を演出。
さらには、この菓子製造のために”ヒネル・ネジル”工程を行う
“ロータリー”式回転機をひねって創った「ロリータ」という造語が
スウィート菓子にはちょっぴり刺激的で
数多ある駄菓子の中でも他とは一線を画した独特な存在感を醸し出しています。
この「ホワイトロリータ」を、数本、
お洒落なお皿の上に包み紙ごと乗せて美味しい紅茶に添えてみて下さい。
ちょっぴりリッチな気分に浸れるのと同時に何となく得した気分にもなれる、
そんな楽しいティータイムになること請け合いです。
芳醇な香りの紅茶と合わせて高級感を演出
さて、ブルボン社はかつて関東大震災がおきた際、
創業者である吉田吉造氏が地方への菓子供給が全面的にストップした窮状を見て、
「地方にも菓子の量産工場を」とお菓子の量産を決意して創業した会社です。
そのため全体的に低価格な商品が多く、
「ホワイトロリータ」もそれに漏れず私はよくまとめ買いをしています。
そして、勉強の合間や仕事の休憩時間など一息つきたい時に
自分へのご褒美としていただいています。
また、急に友人が訪れて家に何もない時など、
ちょっと高級感を演出するために香り高い紅茶と合わせてお勧めしています。
種類としては、ミルク風味のお菓子なのでミルクティーと良く合います。
例えば、アールグレイのミルクティーなどは
紅茶に含まれているベルガモットの香りがお湯の温度が高まるとより引き立つ上、
アールグレイ自体がミルクと相性が良い紅茶なのでホットミルクティーにするのがお勧めです。
他にはアールグレイのストレートティーもいいでしょう。
このお菓子のちょっぴり甘いミルククリームが
カルダモンの香りとストレートティーの渋さに程よく抑えられて思いのほか絶品。
紅茶もお菓子もすすみます。また、芳醇な香りのアッサムティーと組み合わせても優雅で贅沢な一時を味わえるでしょう。