紅茶といえばケーキと連想する人は多いようです。
確かにショートケーキと紅茶の組み合わせは、
友人や家族とのティータイムの、言ってみれば定番となっていることもあります。
しかし紅茶は、もちろんケーキも合わないことはないのですが、
いわゆる焼き菓子とか、バターの風味の強いお菓子が結構合うのです。
紅茶とスイーツの組み合わせ方とは…
もちろんどのような紅茶であるかによって、相性のいいお菓子は違って来ます。
たとえばダージリンとかディンブラといった、
風味をストレートで味わいたい紅茶の場合は、ドライフルーツを入れたパウンドケーキ、
あるいはドライフルーツそのものもお茶受けとして向いています。
これは、ドライフルーツの持つ甘酸っぱさも、
紅茶と相性がいいからといえるでしょう。
またワッフルなどにジャムを載せたのもよく合います。
その一方で、少しくせのある紅茶、たとえばアッサム、ウバといった紅茶には、
あっさりめの焼き菓子が向いています。
マドレーヌやフィナンシェ、クッキーなどもお勧めです。
それからイギリス風のお茶に欠かせないスコーン、
これもこの手の紅茶と合わせると、より一層美味しさが楽しめます。
同じイギリスのお菓子である、
さくさくした感触が特徴のショートブレッドなどもこのタイプの紅茶に合わせるといいでしょう。
ちょっと意外な紅茶とスイーツの関係
ところでアッサムやディンブラなどをストレートでなく、
ミルクティーとして楽しむ場合には、相性のいいお菓子もまた違って来ます。
このような場合は生クリームを使ったタイプ、
あるいはチーズケーキなどがいいでしょう。
クリーム系はちょっと重めですが、それにミルクティーを合わせることで、
意外とさっぱりと楽しめることがあります。
それから、ビスケットの上にアイスクリームを載せて食べるという方法もあります。
このように、同じ紅茶であっても茶葉によって、
あるいは飲み方によって付け合わせるお菓子は違って来ます。
ですから友人を招いて一緒に紅茶を楽しみたい、
休日の昼下がりに家族で紅茶を飲みたいという場合には、
まずどの茶葉をどう淹れるかを決めて、お菓子を準備するといいでしょう。
それから意外なことですが、紅茶に合うのは洋風のお菓子だけではありません。
実は和菓子も相性がいいことがあるのです。
特にストレートティーで楽しむ場合には、饅頭とか羊羹が思いの他合うこともあります。
しかしこれらは元々日本茶との相性もいいので、そう考えると納得できます。
またあんパンとかうぐいすパンなどの、和風のパンも紅茶に合わせると、
意外なおいしさを発見できることもあります。